梅雨です。鬱陶しく思う気持ちもありつつ、雨に濡れた紫陽花などを眼にすると季節ならではの景色をしみじみと美しい、と感じる場面も多くあります。
5月の連休の間に無錫に調査に行ってから、あっという間に一月半が経ち、今週~来週にかけてその締め切りに追われています。根を詰めて作業をしたり文章を書いたりしており、提案をまとめているこの期間は手答えが掴めないので少々陰に篭り気味、かも知れません。
報告書に使う写真を整理していて、
最終日に訪れた上海が雨だったことを思い出しました。
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小雨の中、新天地の路地裏を颯爽と歩く女性の後姿 |
上海・新天地は1920年~30年代に建てられた建造物を修復し、旧フランス租界のまち並みが再現された商業・業務・住宅等が集積する複合エリアです。
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SHANGHAI TANGのブティックの看板。黒字にグリーンイエローロゴ、鮮やかな新緑のようでした |
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ビビッドな色の使い方、周辺との関係が整えられている良い事例だと感じました |
路面も緑も雨で濡れていたせいでしょうか、様々なものがとてもくっきりと色鮮やかに見えました。私はまちを歩いている時、『色と出会う』という気持ちで歩いているのですが、こうして印象的な色彩が眼に飛び込んで来るような感覚はやはり旅先ならでは、だったのかも知れません。
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市内の路地裏にはこんな色も。思わず入って行きたくなる路地 |
雨をあいにく、と考えるか、いつもと違う色に出会える、と捉えるか…。
いつも同じようにすがすがしい気持ちで、という訳には中々行きませんが、ちょっと気持ちを切り替えるだけで、私たちの暮らしは豊かな彩りに満ちている、ということが実感できると思っています。
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