2013年7月31日水曜日

お知らせ-素材色彩研究会MATECO 連続セミナー02

素材色彩研究会MATECOでは2013年6月より『都市・まちの素材と色彩』をテーマに、連続セミナーを開催しています。
第二回は2013年9月16日(月・祝)14:00より、代官山ヒルサイドテラスのE棟ロビーにて、実施いたします。申込については以下のフライヤー・MATECOのサイトをご覧下さい。

第二回のゲストは色彩計画家の吉田愼悟氏(我が師匠です)、聞き手に都市計画家の小出和郎氏をお迎えします。

このセミナーは世界の様々な都市の地域性豊かな素材・色彩について、現地に渡航・滞在経験のある方々にご紹介頂くことの他、それぞれの分野に係わりのある素材や色彩が、その地でつくりあげられてきや景色の成り立ちを紐解いて行きたいと考えています。

吉田氏は今年の5月にパリを再訪し、新しい開発をはじめ、かつて研究留学時代に関わった計画等も見て回ってきたそうです。パリのまちの魅力はエリアごとに様々な表情があることだ、と氏は良く言っています。
歴史あるまちの保全と革新。日本との比較を交えながら、時間がつくる景観というまちの資産について、参加して下さる皆さんと共に議論を深めて行きたいと思います。

連続セミナーのお知らせ。
今回はエッフェル塔はじめ、様々な建築や工作物の色を測ってきたそうです。

2013年7月15日月曜日

沈む色、浮き出す色

先週、浙江省の温州市というところへ現地調査へ行ってきました。最高気温39度という日もありちょっとへばりましたが、終日快晴で写真の撮りがいがありました。

今回の計画は島の一部を埋め立たててつくる新しい街区で、2030年までの都市計画に基づき、色と素材に関する基準をつくるというものです。その計画や結果についてもおいおいご紹介して行きたいと思います。

調査初日に計画地の近くにある島に渡りました。小さな港がいくつかあり、古い集落が山の斜面に沿って建ち並ぶ景色がとても魅力的だと感じました。

築100年以上の、港の集落。
外壁や擁壁に使用されているのは近くの山で採れる花崗岩。
この屋根並みに目を奪われながら歩いていると、瓦の現物が積んであるのが目に入りました。とても薄い、おせんべいのような瓦です。(住民の方がいたら一枚譲って頂きたかったのですが、昼食時のせいか人影がなく断念しました。)

僅かに黄味のある灰色。
瓦を抑える様に、石が並べられています。
瓦単体で見ると殆ど色味の無い灰色ですが、遠景で見ると壁と同じような暖色系の色調に見えます。

モルタルで接着しているよう。とすると、石の役割は…? 
見たところとても素朴な焼き物のようなので、少し時間がたつと素地の土色が表れてくるのだと思いますが、それにしても距離でここまで見え方が変わるかなと思い、色々な場所から屋根を眺めて回りました。

手前と奥では明らかに見え方が違います。
暖色系と寒色系を比べたとき、暖色系の色調の方が『手前に飛び出して見える』進出色です。これは単色で見る際に規定されるわけではなく、他の色(色相)と並置してみた際に個の色の特性、が対比によって際立つという色彩の心理的現象です。

距離を置くほど、ニュートラルな瓦の色は沈み、規則正しく配置された花崗岩の色が際立って見えている、ということになります。外壁や擁壁に使用されている色鮮やかな花崗岩の色は、ニュートラルな色合いの目地によって同化現象が起こり、距離を置く屋根色とあまり差がなく穏やかに見えています。

調査の際は必ず眺望のよい場所(高層ビルの屋上や展望台など)に案内してもらって、そこから町を眺める、ということを行いますが、今回のように斜面地の集落を歩いて回ると、遠景・中景・近景と素材や色彩の見え方が変化して行く様子、を細かく観察することができます。

素材、色、それぞれの特性や性格。こうして距離や時間の変化の中で捉えて行くと、改めてマテリアルのテクスチャーというものが景色に与える影響の大きさを感じます。

この写真などは西洋のまちのどこかのようです。
花崗岩は、とても色鮮やか。
花崗岩や素朴な瓦など、この土地で採集された材料や地域の風土にあった工法でつくられてきた集落。今回、現地のクライアントに調査を終えての印象や計画についての意見などの報告を行いましたが、その際にこうした時間がつくってきた景色はお金では買えないものであり、この現役の集落を保存・活用がとても重要であることや地域の素材、花崗岩を新しいまちの計画にも取り入れて行きましょう、という提案を行ってきました。

海を埋め立ててつくる街並みは、白紙に理想郷を描くような壮大な計画ですが、こうした地域の小さな景色にもゆるぎない価値がある、ということ。担当の方がメモを取り、大きくうなずき同意を示して下さったことを糧に、新しい創造にふさわしい地域の素材の使い方を検討して行きたいと思います。

2013年6月27日木曜日

日本のサイン

先日Twitterにこの写真を掲載したところ、とても沢山の方にRTされたりお気に入りに登録されたりしました。
これは代官山のヒルサイドテラス内です。代官山は猿楽塚等の史跡も見られる歴史ある土地ですが、全国的に有名なお寺や神社ではなく、自分の暮らしの身近な場所にも、このような環境は存在するのだなと思い、やはりデザインを考える上でもう少しモノやコトの変遷ということを意識して行かなくては、と気持ちを新たにしました。

文字や色がなくても意図は伝わるものだな、と思いました。
日本のサイン。これくらいで十分、というところも多いのではないかと常々考えています。過去に撮った写真を探してみたら、そのような視点で見ているものが色々出てきました。

庭園の留め石。ここから先はご遠慮ください、という静かなメッセージ。
御殿場東山ミュージアム入り口にて。裏の林から取って来てつくりました、という雰囲気の侵入防止柵。
その地に・場にある素材を使った表示や工作物。伝統的な建築物と同様、至極自然に周辺環境に溶け込んでいます。

山梨県忍野村でみかけた、駐車場まわりの柵。蕎麦屋の店主の方がつくられたもの。
その地に馴染むということは、単に埋没する・目立たないというマイナスの視点だけではないことが実感できるのではないでしょうか。景観アドバイザーを務めている関係から、特に山梨県には訪れる機会が増えましたが、様々な地域で見られる住民の手による丁寧な環境整備は、周りの景色が引き立ってとても個性的だと感じることが数多くあります。

文字や誘目性の高い色が必要な空間・環境ももちろんあります。でも、どこもかしこも均一に目立たせれば良いかというと、やはり主張や表示には『ふさわしさ』という尺度があってしかるべきだと思います。

それは照明ともよく似ていて、とにかく最大限に明るくしておけば安心・安全、という思い込みをそろそろ捨てて、省エネの観点からも季節や時間の変化に応じた適切な明るさを使いこなすべきである、という考え方と重なります。

数年前を想像することすら難しい、時間の流れ。一方、今いる場所は自身が生きてきた時間より圧倒的に、長い時間を背負っている場合が殆どです。これから10年、20年先を予測することは大変難しいことですが、同じ目線で10年、20年と少しずつ過去を見直していくということに、もう少し気を遣って行きたいと思っています。

2013年6月13日木曜日

お知らせ-GSフリーペーパー第二号発行!(まちあるき地図の作成を担当しました)

昨年から会員になりましたNPO法人GSデザイン会議が発行するフリーペーパーの第二号が完成しました。
内容はこちら。

この度縁あって、同誌に掲載されている神田神保町のまちあるき地図の企画・制作を担当させて頂きました。

第二号のテーマは『まちと○○とわたし』です。編集長・尾内志帆さんが切り取った『今』がとてもリアルに刻まれています。
都内各所や学校等に設置されていますので、見かけました方、ぜひお手に取ってみて下さい。

そして手に取った方は『○○』の部分にご自身が興味ある分野に関することなど、自由に言葉を当てはめて頂くと、まちとの距離がぐっと縮まるのではないかと思っています。

また事務局では設置して下さる団体・施設等、広く募集しています。ご興味のあります方やGSデザイン会議の活動に賛同して頂ける方、ぜひ事務局まで連絡下さい。


今回、まちあるき地図を作成するにあたり、自身が代表を務めている素材色彩研究会MATECOにて『測色ワークショップ』を実施し、そのリサーチの結果を盛り込み、素材と色を頼りにまちを歩く、という試みを行いました。
定員12名のところ、大変多くの方にご要望頂き、当日は20余名・2班に分かれてのリサーチとなりました。実施した測色のより詳細なまとめは、MATECOレポートして編集し近日中に公開する予定です。


色のリサーチは調和やバランスに対するリテラシーの向上を図るための、とても良い訓練です。

素材や色のリサーチは環境色彩デザインに欠くことのできない、ベーシックでありながら毎回様々な発見のある作業です。

普段何気なく歩いているまちも、素材と色という切り口が加わると、それまであまり意識されなかった時間が気になりだす、と参加してくれた学生が言っていたことが印象に残っています。

先日、環境色彩調査には何の新しさもない・面白くもない、とある土木の専門家に言われ、そのことについてずっと考え続けています。新しい手法ではないことは自覚しているつもりですが、参加者の多くが時間を忘れるほど夢中になりマテリアルを凝視する姿からは、ミクロな視点が教えてくれる素材が醸し出す雰囲気や目に見えない時間というスケールを、知ることができたのではないかと感じています。

新しい視点の発見を、創造に生かすために。そうした微細なもの・ことの良さを、大きなスケールに置き換えて双方を行き来することは、MATECOの課題の一つでもあります。

2013年5月30日木曜日

建築・土木設計を学ぶ学生のための色彩学⑥-彩度対比のコントロール

先日、とある球技場の防護ネットに関する相談を受けました。
柱の塗装色は赤みの茶色(5YR 4/2)、ネットは既成品のグリーン(5G 6/8程度)で検討している、とのことでした。

『柱の塗装色の色相、赤みが強いと緑との彩度対比により赤みが強調されるので、景観配慮色のダークブラウン程度(10YR 3.0/0.5)にした方が良い』と発言したところ、担当の方が『…何を言ってるんだ?』という表情をされていて、ああ確かにわかりにくいかもと思ったので少し解説をしておきます。

私達は日常的に、周囲や背景にあるものとの関係性において、様々な事象を認識しています。周囲や背景にあるものに『常に影響され、影響を与える』という状況です。

例えば下の図は、地の色の彩度が図に与える影響を示したものです。左の図の緑は赤(補色の関係にある色相)に影響され、より緑味が増して見えます。

補色による彩度対比の例。
鮮やかな色で実験するとわかりやすいのですが、ここまで激しい対比は現実にはあまり目にしませんので、先の茶色とネット及び自然の緑を想定して検証してみました。今度は右側を見てみると、図の茶色は地の緑の彩度に影響され、低彩度色でありながら赤みが増して見えると思います。

右の図(小さい正方形)の部分は地の緑によって
単色で見た時よりも赤みが増して見える
絵画やグラフィックの世界で多用される2色調和や3色調和の論理はこうした色相や彩度の対比を応用したものです。選定した2色がより強調しあって発色よく見える、という配色方法は、各色をより印象的に見せる効果があります。

ところが屋外空間の場合、2色の関係性だけでは納まりません。周囲に様々な他の要素があり、時間や天候の変化によって見え方がさらに変わるためです。

異なる部材の色を選定する際は、屋外の場合、まずは色相調和が基本だと考えています。ですから、上記の例で行けばネットも茶系か黒にすることが望ましい、と回答しました。

それでも、比較的色のコントロールが容易な塗装色を調整するだけで、随分と馴染み方が変わると思います。以下の図は、茶系の赤みを抜いてみたものです。
目立たせたくない=茶系色なら何でもよい、という訳ではないことが伝わるでしょうか?

茶色の赤みを抜いたもの。かなり低彩度でも、
右の図(小さい正方形)は補色である緑の影響され十分に色味を感じる。
ヨハネス・イッテンの色彩論の中に7つの対比、という項目があります。彩度対比の他、色相対比、明暗対比、寒暖対比、補色対比、同時対比、面積対比、があります。

この7つの対比の特性は、建築内外装の色彩設計にもかなり応用が効くと考えています。
明暗対比と色相対比については、それぞれ以前blogに記したもの、以下にリンクを貼っておきますのでご参照下さい。



2013年5月10日金曜日

お知らせ-素材色彩研究会MATECO 連続セミナー

素材色彩研究会MATECOでは6月より『都市・まちの素材と色彩』をテーマに、連続セミナーを開催します。

世界の様々な都市の地域性豊かな素材・色彩について、現地に渡航・滞在経験のある方々にご紹介頂くことの他、それぞれの分野に係わりのある素材や色彩が、その地でつくりあげられてきや景色の成り立ちを紐解いて行きたいと考えています。

その地域特有の景色の生成に大きく影響を与えている素材や色彩、独自の工法等にフューチャーすることにより、素材と色彩の関係性やそれぞれが持つ構造を探り出したいと思います。またその地域ならではの素材と、その地理的環境や状況における素材や色彩の使われ方を学び、日本のまちの保存や再生、そしてより豊かなまちなみの創造に向けて役立てて行きたいと思っています。

初回のゲストは建築家の山道拓人さん、聞き手には同じく建築家の西田司さんをお招きします。山道さんは2012年、南米・チリのELEMENTAL/Alejandro Aravena Architects に勤務されていました。このチリでのご経験に加え、日本でのご自身の実践を交えながら、まちの素材や色彩という切り口で豊かな社会のあり方についてお話頂き、参加して下さる皆さんとも議論を深めて行きたいと考えています。

建築家によるお話ですが、まちやコミュニティについて等、大変幅広くご活躍をされているお二方ですので、様々な分野との係わりが見い出せるのではないかと思います。

建築・土木・ランドスケープ…をご専門とする方はもちろん、都市やまちに興味をお持ちの方、是非ご参加下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。


連続セミナーの案内

第一回目は“カラフルな社会構築を目指して”というテーマです。

2013年5月6日月曜日

公共の色彩、について。


設計やデザインという職業は人に会う機会が思った以上に多い仕事です。この数年は一段とその数が加速しているように感じます。本業以外のことが増えたせいもあるかも知れません。…ほとんどの人に信じてもらえませんが、自身はどちらかというと人見知りで、初めて会う方に自身の専門分野のことを話すのには今でもかなりの照れというか、気が引ける部分があります。

特に建築家に対しては、若い頃随分と痛い目にあった経験があり、話をする前から構えてしまうところが未だにあります。ところが対話というのはやはり自身の心境が投影されるものなのだなと思うのですが、こちらが覚悟を決めて真剣に話をすれば(賛同を得られるか否かは別として)内容そのものはかなりの精度で伝わるのだなという実感が持てるようになりました。

この二週間あまりの間に世代の異なる三人の建築家の方と話をしましたが、いずれも私が専門とする環境色彩という分野に興味を示して下さいました。この三人の方々には近々、素材色彩研究会MATECOのセミナーやイベントでお話を伺うことになっており、それぞれの方と対話を深めれば深めるほど、自身も益々知識や経験を身に付けなければと思いますし、多くの視座に富んだお話から普段の疑問やモヤモヤがすっと解消されることも数多くあります。

建築家のNさんからは、こんな言葉を頂きました。
『公共、という観点でそのようにまちを捉えることは難しい。よい仕事ですね。』と。(…賛同して頂いたことを自慢したいわけではありません、念のため。)
公共、という言葉を聞くとき、普段それほど公と私の関係性を明確化している訳ではないので、いつも少しドキッとしてしまいます。

公共の色彩のあるべき姿、とは一体どのようなものなのでしょうか?

私達の暮らしを取り巻く環境には様々なつくり手が関わっています。行政が主体となるもの、民間の住宅開発、個人邸…。単体としての公共性、個の所有権というように仕分けをすると、公と私は渾然一体となって私たちの暮らしを取り巻いている、と定義づけることができるでしょう。特に土地の所有については日本ならではの制度上の問題から様々な問題や課題が発生しており、街並みとしての公共性に対し統一的(あるいは共有可能)なビジョンを描きにくい、という側面も十分に理解しておかなくてはなりません。

環境色彩デザインの仕事はまずこの公共、という側面に対していかなる中庸さを発揮できるか、という視点を持っていることが特異な分野であると考えています。

これは一昨年から係っている山梨県での業務の一例です。

改修前。車庫の左裏手が参道となっています。

とある神社の参道の脇に保育園と車庫があります。近年改修したばかりだという保育園の外装色は穏やかな色調ですが、基調色の色相がやや赤みに寄っており、周辺の自然景観が持つ基調色相(赤みの少ない10YR2.5Y系)とは“やや”対比が強調されやすい色相であることに気付きました。暖色系の穏やかな色なら何でも景色に馴染む、という訳ではありません。また山道の脇には生垣があり、車庫の側面はある程度目隠しがされた状態ですが、自然の濃い緑と折板の高明度色が対比的であることも気になりました。

この時の計画の対象は右手にある車庫でした。持ち主からは『調和を図るならば保育園と同じ色にすればよいのでは?』という案が出されましたが、私たちはこの環境で最も尊重すべきは神社の朱赤の鳥居であると考え、車庫に塗装する色相の赤みを抜くことを提案しました。色見本だけではわかりにくいので、フォトモンタージュを使って検証を行い、実施に至りました。

下の写真は施工(改修)後です。写真ではわかりにくいかもしれませんが、現地の皆さんが驚かれていたのは、『車庫に赤みの無い色にしたら、保育園の外装色の赤みが少し抜けたように見える』ということでした。

改修後。車庫の外装は色相10YRで統一しました。

その点、私たちは経験と色彩学という学問においての論理から“そのような見え方になるはずだ”ということは確信した上で提案を行っています。こればかりは中々言葉では伝わりにくいのですが、色彩が周辺に与える影響・受ける影響を鑑みてふさわしい色を選択すれば、周辺の問題すらも(わずかな違和感、ですが)改善することが可能なのです。

もちろん車庫という個の問題を考えるとき、よりよい解決の策はいくらでもあることでしょう。車庫の位置そのものから検証を行うことも必要かも知れません。ですが現況の車庫ありき、で考えるとき、外装色の持つ役割はやはり公共空間に出現するものとして大きな意味と周辺にその効果を発揮しうる要素として捉えるべきなのではないか、と考えています。

室内から一歩外に出ればそこはもう公共の空間です。その中にはもちろん、主張があっていいもの・必要なものもありますし、適度な変化がなければまちの個性や特徴は見失われてしまうことでしょう。そうした前提を踏まえていても最近はよく『とにかく穏やかなグレーやベージュにしておけってことですか?』と言われることも多く、それはそれでまた困ったなあと思ってしまうのですが、では『とりあえず馴染ませて』行くことで、果たしてどんな問題があるのだろうか、ということを考えさせられます。

新しい創造・新しい価値の創造を拒んでよいのか、という視点があるでしょう。自身はそのこと自体、まったく否定する気持ちはありません。が、その場で尊重すべき景色が他にある場合において、さしたる違和感がない状況の生み出し方は本当に不要なのか、とも思うのです。

そしてまた、その違和感は優れた(とされる)デザインが代わる代わる出現することによってのみ解決できることなのだろうか、ということをいつも考えています

自己紹介

自分の写真
色彩計画家/環境色彩デザイン/いろでまちをつなぐ/MATECO代表/色彩の現象性/まちあるき/ART/武蔵野美術大学・静岡文化芸術大学非常勤講師/港区・山梨県・八王子市景観アドバイザー/10YRCLUB/箱好き/土のコレクション/舟越桂